平成25年10月23日（水）に、カンボジア王国と法務省法務総合研究所の司法関係者が、本学の法科大学院（大学院法学研究科法曹養成専 攻）を来訪しました。法務省法務総合研究所国際協力部（大阪市）は、わが国の法整備支援活動の中心的な担い手として、カンボジアの法令起草、司法制度整備のみならず、日本におけるカンボジア司法関係者の研修を通じて法曹養成を支援してきました。司法の優れた担い手や法曹を多く養成することは、カンボジアにとって喫緊の課題であり、同国政府および司法関係者は、わが国における法曹養成のあり方についても強い関心をもっています。そこで、今回、法務総合研究所国際協力部における本邦研修の一環として、大阪の地にあって多くの法曹関係者を送り出してきた本学法科大学院が訪問先に選ばれることとなりました。受入れの窓口となった法学研究科の髙田昌宏教授は、長年カンボジア民事訴訟法典起草作業に携わり、その業績に対してカンボジア王国友好勲章を授与されています。

訪問に際しては、本学法科大学院でのエクスターンシップなど具体的な教育方法についてなど活発な質疑応答があり、本学法科大学院スタッフにとっても、日ごろ法曹養成に携わる者として、法曹教育への思いを新たにする機会となりました。

研修生代表から渡邊法曹養成専攻長へ記念品贈呈

活発な質疑応答