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良い睡眠で学習意欲UP!

 平成29年12月2日(土)、本学附属施設である健康科学イノベーションセンター(グランフロント大阪 北館9階)にて、健康科学ビジネス推進機構主催の「こどもの健康セミナー」が開催され、20名を超える参加者が集いました。

 近年、子どもたちを取り巻く環境や生活スタイルは劇的に変化し、夜遅くまで明るい環境にさらされています。この過程で見過ごされがちな「子どもの健康」について3回シリーズで開催されるこのセミナーの第2回として、「子どもの健康力から学習意欲と脳機能を高める」と題し、本学医学研究科疲労医学講座の水野敬 特任准教授(理化学研究所 健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム 健康計測解析チーム/新規計測開発チーム チームリーダー)が講師を務めました。

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 水野准教授はさまざまなアンケート結果や、昨年度に淀川区で行った「ヨドネル大規模調査」の結果を示しながら、小学生や中学生の中に睡眠不足で慢性疲労状態にある子どもが少なからずおり、それが学習意欲の低下や脳機能の低下に繋がっていることを説明しました。睡眠時間の確保のためにも、適度な運動を行い、夜間のコンビニ使用や過度のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)利用?TVや動画視聴を控え、夜はしっかり寝て、朝きちんと朝食をとることが大事であり、このような形で睡眠習慣改善を行う上で、家族で食卓を囲むこと、何かを頑張ったときに家の人が子どもを褒めるなどのコミュニケーションが有用であることも紹介しました。参加者たちは熱心にメモを取り、説明に聞き入っていました。

 最終回となる第3回は2018年2月3日(土)、早稲田大学から前橋明教授を迎え、「子どもの発達視点と育児支援~生活リズムの大切さ~」と題したレクチャーが行われます。申し込み等、詳しくはこちらをご覧ください。