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6月30日からJICA技術研修生を受入

2011年06月24日掲載

研究?産学

大阪市立大学では、国際協力機構(JICA)大阪国際センターからの委託を受け、平成23年6月30日~9月5日までの約2ヵ月間「太陽光発電エネルギー技術および利用技術」の集団研修コースを実施します。

大阪市立大学での太陽光発電及び利用技術の普及活動への取り組みは、JICA研修プログラムを通じて第1期(1995年~2000年)及び第2期(2001年~2005年)に大洋州地域13ケ国より合計57名、第3期(2008年~2010年)に中東地域の6ヶ国より合計17名の総計74名の研修を行った実績があり、第4期(2011年~2013年)からは、本研修プログラムの当初目標の独立電源システム、特にソーラーホームシステムを導入または導入予定の国々から広く研修生を受け入れて集団研修を行います。その初年度となる今年は、タジキスタン、トンガ、フィジー、ブータン、ブルンジ、モルディブ、スリランカ、マラウィの8ケ国から9名の研修員を受け入れます。

この研修には、工学研究科から電気、機械、物理、化学、建築など分野を横断して11名の教員が研修講師として参加し、「太陽電池」だけでなく、電気を蓄え、それを有効利用する技術など、多くの専門家が協力するかたちで「太陽光発電」システム、特にソーラーホームシステム全体が理解できる技術研修となっています。

研修内容は基礎理論を学ぶ「講義」に始まり、研修旅行、実地での運用まで見据えた実習、さらには産業界の協力による企業研修と多彩で、太陽光発電システムの技術者養成のための実践的なプログラムとなっています。また、研修は、共通語としての英語で行われ、実習で協力する大学院生達も研修生と英語でコミュニケーションをします。

今年も、この研修がより実り多いものとなるよう、工学研究科の教員、大学院生、研究支援課の職員が、着々と準備を進めています。

     

昨年度の研修風景 集合写真
(昨年度の研修風景)